大阪府暴力団排除条例

適用事例

大阪府暴力団排除条例を適用した事案は、令和4年度は19件です。(施行以来の総数は129件)。
19件の内容は、全て暴力団への利益供与に関するものです。主な適用事例は以下のとおりです。

1 ガールズバー経営者による暴力団への利益供与事案

 ガールズバー経営者は、暴力団の威力を利用する目的で、平成23年から令和3年までの11年間にわたり、店内の喧嘩 などのトラブルを解決する用心棒代名目で月約50万から80万円の現金を山口組系組長に渡し、利益を供与したもの。
【令和4年4月事業者及び山口組系組長に勧告書を交付】

2 建築事業者による暴力団への利益供与事案

 建築事業者は、その事業に関し、暴力団の威力を利用して仕事を請け負い、売り上げを上げ、その見返り謝礼として、令和4年2月に現金190万円を暴力団員に手渡し、利益を供与したもの。
【令和4年5月事業者び極東会系組員に勧告書を交付】

3、4 コンサルタント事業者による暴力団への利益供与事案

 コンサルタント事業者は、新エネルギー事業のコンサルタント業に関し、暴力団の威力を利用する目的で、平成29年9月から令和3年8月までの間に、現金111万円を、令和元年11月から令和3年10月までの間に、現金420万円をそれぞれ山口組系組長に振り込み、利益を供与したもの。
【令和4年6月事業者及び山口組直系組長に勧告書を交付】

5 建設事業者による暴力団への利益供与事案

 建設事業者は、その事業に関し、暴力団の活動を助長し、利益の供与になることを知りながら、格安の工事代金で暴力団山口組傘下組織の組事務所の改築工事を受注して改築工事を行い、もって暴力団の活動を助長し、利益を供与したもの。
【令和4年7月事業者及び山口組系組長に勧告書を交付】

6 建設会社代表者による暴力団への利益供与事案
 建設会社代表者は、事業のトラブル防止及び解決に暴力団の威力を利用するため、令和3年3月に、ホテルの一室を借り受け、これを暴力団員に提供し、財産上の利益を供与したもの。
【令和4年9月事業者及び山口組系組長に勧告書を交付】

7 飲食店店長による暴力団への利益供与事案
 飲食店店長は、令和4年5月から6月にかけて、2回にわたり、山口組系組長等十数人に対し、暴力団の定例会と知りながら、1回につき約3万円で場所と料理を提供し、もって暴力団の運営に資することとなる利益を供与したもの。
【令和4年9月店長び山口組系組長に指導書を交付】

8 焼肉店経営者による暴力団への利益供与事案
 焼肉店経営者は、暴力団の威力を利用する目的で、令和4年7月ころ、刑務所を出所した組員の「放免祝い」で、山口組系組長ら24人に対し、同店において料理を提供して、1人8千円相当、約19万円を受け取り、もって暴力団の活動を助長したもの。
【令和4年11月事業者及び山口組直系組長らに指導書及び勧告書を交付】

9 不動産管理会社経営者による暴力団への利益供与事案
 不動産管理会社経営者は、暴力団の威力を利用する目的で、令和3年3月ころから翌4年9月までの間、山口組系組長に対し、家賃月額20万円の空き店舗を5万円で貸し、同年4月から9月までの間、無償で駐車場を提供するなどして、暴力団の運営に資することとなる相当の対償のない利益を供与したもの。
【令和5年1月事業者及び山口組系組長に勧告書を交付】

 相談のご案内
中央相談室
TEL:06-6946-8930
淀川相談室
TEL:06-6363-8930
堺相談室
TEL:072-221-8930
毎週月曜日〜金曜日 AM9:30〜PM5:00
休日・祝日除く
詳細はこちら
↑ページの先頭に戻る