大阪府暴力団排除条例

適用事例

 大阪府暴力団排除条例(平成23年4月1日施行)を適用した事案は、施行以来、総数81件、うち「暴力団事務所の開設及び運営の禁止違反」が1件の他は全て「暴力団への利益供与に関するもの」でした。
 平成30年度の適用事案は9件で、全てが「暴力団への利益供与に関するもの」です。

適用事例(平成30年度中)

1 洋菓子店経営者による暴力団への利益供与事案

 洋菓子店経営者は、暴力団山口組傘下組織の活動を助長することを知りながら、同組幹部から受注した山口組代紋入りケーキを製造販売し、もって暴力団の活動を助長する目的で利益を供与したもの。
(平成30年5月 事業者及び山口組傘下組織幹部に指導書を交付)

2 居酒屋経営者による暴力団への利益供与事案

 居酒屋経営者は、暴力団任侠山口組傘下組織の活動を助長することを知りながら、同組の食事会の会合場所及び料理を提供し、もって暴力団の活動を助長する目的で利益を供与したもの。
(平成30年7月 事業者及び任侠山口組傘下組織組長に指導書を交付)

3 焼き肉店経営者による暴力団への利益供与事案

 焼き肉店経営者は、暴力団山口組傘下組織の活動を助長することを知りながら、同組の組員の出所祝い名目で同店において料理やサービスを提供し、もって暴力団の活動を助長する目的で利益を供与したもの。
(平成30年7月 事業者及び山口組傘下組織組長に指導書を交付)

4 暴力団組長による利益供与事案(大阪府公報、大阪府警ホームページで公表)

 暴力団任侠山口組二代目姫野組組長日髙洋行は、過去に自動車修理販売業者から暴力団の威力を利用する目的で供与したことの情を知りながら、同業者から普通乗用自動車1台を借り受けて財産上の利益の供与を受けた事により、大阪府公安委員会から勧告を受けていたが、これに従わず、さらに建設業者から暴力団の威力を利用する目的で供与したことの情を知りながら、同業者から、普通乗用自動車1台を借り受け、同業者から財産上の利益の供与を受けたもの。
(平成30年8月 暴力団任侠山口組二代目姫野組組長日髙洋行に勧告書を交付するとともに同人の氏名、住所を公表、事業者に対して勧告書を交付)

5 果実卸売業者による暴力団への利益供与事案

 果実卸売業者は、暴力団の威力を利用するため、平成29年12月ころ、暴力団神戸山口組傘下組織組長に、正月用の門松一対(5万円)を3万円で販売し、もって暴力団の威力を利用する目的で財産上の利益を供与したもの。
(平成30年10月 事業者及び神戸山口組傘下組織組長に勧告書を交付)

6〜8 3事業者による暴力団への利益供与事案

 3事業者は、暴力団の威力を利用するため、暴力団山口組系組長に対して用心棒代名目で同組長が来店した際に飲食費を割り引くなどし、もって暴力団の威力を利用する目的で財産上の利益を供与したもの。
(平成31年2月 3事業者及び山口組系組長に勧告書を交付)

9 電気設備業者による暴力団への利益供与事案

 電気設備業者は、暴力団の威力を利用するため、平成30年2月ころ、山口組傘下組織の暴力団組事務所の防犯カメラ4台を交換した際、代金を約5千円値引きし、もって暴力団の威力を利用する目的で財産上の利益を供与したもの。
(平成31年3月 事業者及び山口組傘下組織幹部に勧告書を交付)

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