暴力団からの要求に対する対応要領については、次の対応10則を基本として、冷静に毅然として対処してください。 |
組事務所や相手の指定する場所は避ける | |
事業所内では応接室のドアを開け放つなど、他の社員から見通せるようにします。 事業所外ではホテルのロビーなど衆人環視の場所が適当です。
暴力団の考え
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相手より多い人数で対応する | |
暴力団の考え
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いきなりトップとの応対は避ける | |
暴力団の考え
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相手がどこの誰かを確認する | |
暴力団の考え
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用件、要求内容をはっきり確認する | |
暴力団員は、あからさまに金品を要求せず、「誠意を示せ」などと迫ります。応対者が勝手に「誠意」とは「お金」だと判断して、金銭による解決を投げかけてはいけません。要求の内容とその根拠を相手の口からはっきり言わせましょう。
暴力団の考え
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必ずメモなどの記録をとる | |
応対状況をはじめ、街宣活動を含め、その内容を記録しましょう。 記録の方法は、ビデオや録音が効果的ですが、メモや報告書でも、後日重要な証拠になります。
暴力団の考え
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詫び状や念書等は絶対に作成しない | |
作成した書面には法的効力が生じます。一筆書けば許してやるなどと言われ、詫び状等を作成すると、その場はしのげるかも知れませんが、それを盾に要求をエスカレートさせてきます。
暴力団の考え
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即答や約束は避ける | |
早く解決したい一心で、一旦要求をのめば更に要求を重ねてきます。 ・指摘されるような事実があるのか ・要求が適法、妥当なものか ・実害はどの程度なのか など、余裕を持って判断することとし、即答はできるだけ避けてください。
暴力団の考え
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早めに相談する | |
暴力団への対応要領については、警察や暴追センターから、適切なアドバイスを受けることができます。できるだけ早い時期に相談することが肝心です。
暴力団の考え
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毅然とした態度で要求を断る | |
不当な要求を受ければ ・暴力団対策法を適用する(中止命令) ・刑事事件として告訴する ・民事訴訟を提起する(仮処分等) など、法的手段をとることを念頭におき、毅然とした態度で対応してください。
暴力団の考え
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