暴追センター案内

主な活動内容

少年に対する暴力団の影響を排除する為の活動

暴力団からの誘いを断る為に

暴力団は少年を狙っているの?
暴力団は、少年を狙い組織への加入を勧誘しています。
理由1警察の取締りで勢力が減少し、高齢化している。
誘い  一つには、警察の強力な取締りを受け、若手の組員が多数逮捕されて勢力が減少しているため、その補充の必要性があること。
 二つには、「暴力団対策法」や「暴力団排除条例」ができて、ますます「シノギ」がしにくくなって生活が苦しくなり、分別のある者は組には入らないため暴力団の高齢化が進んでいます。そのため、組長や幹部の身代わりとなって活動してくれる若いもん、いわゆる「鉄砲玉」の獲得が必要だからです。
理由2「特殊詐欺」などの犯罪に利用
振り込め詐欺  架空請求などの「特殊詐欺」事件は暴力団が表に出ないで、少年たちを使って犯罪を行ったり、架空請求に必要な「銀行口座の開設」「携帯電話の取得」「名簿の入手」に少年の名義が使われたりしています。
 その他、債権の取り立て、風俗店の呼び込み、ピンクチラシの配布、出会い系サイトによる売春斡旋など、ありとあらゆる犯罪に少年が利用されています。

暴力団の誘いの手口は?
「甘い言葉」で、様々な機会をとらえ、巧妙に近づく
強引に勧誘  誘いの手口は、人を口説くのと同じです。その場その場の状況や機会を見て、言葉巧みに近づいてきます。  初めは、友達みたいな口調で、明るく近づいてきます。
 例えば、ゲームセンターで「お前うまいなあ、もう一回見せてくれや、ゲーム代俺が出したるわ」などと言って気安く近づき、「今から事務所行こうや」「ちょっと事務所当番頼むわ」「たまには商売手伝うてくれへんか」など誘って、いつの間にか暴力団に誘い入れます。
 また、逆に、「言いがかり」を付けて、「ワビ入れんかい」とか「事務所まで来い」などと強引に勧誘することもあります。
暴力団は、「少年をまず事務所に連れ込むこと」だけを考え、言葉巧みに勧誘してきます。
甘い誘いには注意してください。

狙らわれやすいのは、どんな少年?
1.「すき」のある少年を狙っている。
勧誘しやすい少年  暴力団から見て、昼間からゲームセンターに入り浸っている少年や、深夜に目的もなくウロついている少年、ヤクザでもないのに「遊び人」風を装っている少年、「ヤケ」になっている少年などは「すき」があり、勧誘しやすい少年です。
 逆に、真面目な少年には声をかけられません。なにしろ、暴力団の誘いに耳を貸さないし、逆に警察とかにすぐ駆け込むので敬遠されます。
 暴力団は、少年だからといって誰にでも声をかけている訳ではありません。
 暴力団に「すき」を見せないことが、暴力団の誘いの魔の手から逃れる最良の方法です。
2.「暴走族」や「非行グループ」をターゲットにしている。
暴走族は暴力団の予備軍  暴走族は、暴力団と同じように対立事件を起こしています。
 そのため、後ろ盾となる暴力団が必要です。
 また、暴走族の中には、暴力団に上納金を納めている者もいるし、暴走族あがりの暴力団や、現役の暴力団が暴走族であったりするなど、双方は何かと深い関係にあります。
 自分は暴力団ではないと思っていても、実質的には暴力団に支配されて、上納金を納めたり、手伝いしたりして行動を共にするようになり、いつの間にか組員になっていくのです。
 正に「暴走族は暴力団の予備軍」といわれる理由です。
 これは、非行グループにも言えることです。

暴力団から誘われたときの対応は?
甘い誘いは「ワナ」、安易に応じない
甘い誘い  一番大事なことは、「甘い誘いには乗らない」ことに尽きます。
 「面白い話やと思ってもすぐ返答しない」「ついて行かない」ことが大事です。
 暴力団の勧誘はその場その場が勝負なので、すぐ「YES!」と返事する少年やすぐついて来る少年は格好の標的です。
 逆に、すぐ「NO!」と答える少年や、すぐ先生や警察とかに相談する少年は、大の苦手です。
 だから、強引な勧誘があっても「すぐ返事をしないこと」「家族、先生や警察、暴追センターとかに相談すること」が一番です。
     
対応の5原則 @誘いには乗らない。 A話は信じない。
B話には応じない。 C話にはすぐ返答しない。
D誘われても絶対に付いていかない。(早く、その場から立ち去る。)

暴力団からの加入に応じてしまったら?
暴力追放推進センターや警察があなたを助けます!
暴力追放推進センターに相談 「組抜け」する時、暴力追放推進センターと警察が強い味方です。
 暴力団がイヤになってやめようとした時、「ワビを入れろ」「指を詰めろ」と迫られ、なかなか組から抜けられずに困った末、暴力追放推進センターに相談しました。すぐに、暴力追放推進センターと警察が協力して、警察が「組抜け」を妨害した組長に「中止命令」を出して、すんなり、しかも完全に組から抜けられました。
 相談してホントに良かったとつくづく思います。
 それに、「勧誘」そのものにも「中止命令」が出せるのです。だから、困った時は、「すぐ暴力追放推進センターとかに相談すること」が一番です。
警察をはじめ、家族、先生、暴力追放推進センターは、すべてあなた方青少年の味方です。
一人で悩まないで早めに相談してください。そんな、あなたを待っています。

↑ページの先頭に戻る